信号待ち。。

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今日の写真はちょっと前の雨の日、ガソリンスタンドの前で信号待ちで止まった時のものです。

写真をやっていると、構図やフレーミングについて聞かれることがある。
それって、勉強するもんなのかな??
黄金比?僕にはそんなもの関係ない。
ファインダーを覗けば、目が教えてくれる。
心が感じるままに風景を切り取るだけ。
確かにバランスも大事。でも、アンバランスも含めてのバランスなんだよね。
不安や恐怖、気持ち悪さを生かすならアンバランスも手段の一つ。
フレーミングがどうとか考える前に、まずシャッターを切れ。
心のままに写しとめたものが自分であるから。

とはいえ、詫間先生は、むやみにシャッターを切るな、よく考えて写せ!とゼミでみんなに、よく言われる。
でもね、まだまだ未熟な僕らが考えて考えて写すよりは、とにかく沢山写しておく事が大事なんじゃないのかなって思う。
どんなにいい写真でも、一枚でその人が見えてくることはない。
こないだ、読んだ本にもあったけど、
”量のない質はありえない”
って言う言葉が僕の心にズシンと残っている。
どんな形であれ、それがおかしいものでも、沢山あればそれでその人が見えてくる。
今のカメラはとっても優秀、何の知識もない人でもシャッターを押せば写る時代。
だからこそ、いい写真を撮る為に写すのではなく、自分を見つけるためにシャッターを押す。
これが、これからの写真だと思う。

先生はゼミでこそ、あんな事を言っているけど、こないだのJAPA展では、ボードに2Lの写真を沢山貼っていたものが一番よかったと言っていたもんね。
一枚一枚はたいした写真じゃないけど、あの方しか撮れない子供への思いが伝わってる。
そう先生は言った。
結局は上手い下手を問う前にどれだけ自分の思いを写しとめる作業が出来るかなんだよね。

構図やフレーミングで悩んでいる人がいたら、悩む前にまず撮ろう!
僕らはプロじゃないんだから、一撃必殺の必要なんてないんだ。