ズームレンズを嫌うわけ。。

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今日はズームレンズについて、ちょっとお話しましょう。

僕がズームレンズを嫌うわけ。
1、暗い。
2、フレア、ゴーストが出やすい。
3、寄れない。
4、弱い。

ざっと言うと、これで終っちゃうんだけど、その中身は結構深いんですよ。
まず、1の”暗い”について。
写真を勉強しているとわかるんだけど、そのまま暗いということのほかに、被写界深度が深い(ボケない)=ピント位置が分かりにくいんです。
これが明るければ、ピントが合っている位置の他はボケているので、必然的にピントが合わせやすいんです。
スポーツや動物写真以外はほとんどマニュアルでピント合わせしている僕にはこれはすっごく重要な事なんですよね。
それに、最近流行のデジタルカメラには、F8以上絞り込んでも、解析現象の影響を受けやすく、かえって解像度が悪くなると言います。
すると、F5.6なんていうレンズだと絞りの選択範囲がF5.6かF8しかない。
はっきり言って、F5.6とF8じゃ、そんなに変わらないんだよね。
さらに、暗いことで、シャッタースピードも遅くなる。
実は僕も昔、75-300なんていうレンズを使ったことがあるんです。
でも、ほとんどの写真がブレブレで、失敗ばかり。
ああいったレンズでキチンと写せる人を僕は尊敬しますよ。
僕には無理でした。。

2のフレア、ゴーストについては
ただでさえ、ズームレンズはレンズの構成枚数が多く、不利な上。
フードも一番広角側にあわせなければならないという、2重苦なんです。
28-200とか28-300なんていう、すっごい高倍率のズームレンズってありますよね。
でもそれらのレンズで望遠側200mmとか300mmにしても、フードは広角の28mmのまま。
あれで、きちんと写ると思ってる方がおかしい。

3、寄れないについて、
最近のズームレンズは優秀だから、だいぶ寄れるようにはなったけど、それでもまだ不十分。
特に広角レンズは寄れて何ぼだと思う。
記念写真の為の広角なら、いいんだけど、僕のような花の写真を撮ろうと思ったら、ズームではまだまだ。

4.弱いはそのままです。
僕のようにレンズ外してバックに突っ込むような人間は、重くて、やぐいズームレンズはすぐ壊れてしまう。
単焦点レンズであればこそ、外して、ぽいっとバックに放り込めるんですよね。こればっかりはいいとはいえませんが、、、

ズームレンズは、画角を連続的に変えられる事のために、いろいろな事を犠牲にしているんです。
でも、カメラ店ではこれで何でも写せると勧めるし。
また、買うほうも単純に画角が変えられない単焦点レンズよりも、ズームの方がいいと思ってしまう。
仕方のないことだよね。