欲しいけど、、

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フルサイズのCMOSを積んだ、EOS 5D。
よく、5Dと30Dでなんで、あんなに値段が違うのか聞かれる。
物理的な事で言えば、CMOSのサイズが違うんだけど。だから何?って思うだろう。
分かりやすく言えば、同じような画角で撮ろうとすると、ボケ量が一段半位分違う。
比率で言うと、丁度、中判の645と35mmの違いといったところなんだ。

例えば、5Dやフィルムのカメラで50mmF2.8の絞り開放で撮影するとする。
これを、30Dのような、APS-Cサイズの素子のデジカメで同じようなボケ味で撮影しようとすると、50mmF1.8のレンズが必要になる。
逆を言うと、30Dやキスデジで50/1.8絞り開放で撮れる画像は、5DならF2.8のズームレンズで同じボケ味が得られるということなんだ。

でもこれを逆手にとれば、パンフォーカスにしたいときは、絞り一段半開けられるということなんだよね。
5DでF11まで絞らなければならない時は、30DならF6.3(5.6半)で同じ被写界深度が得られる。

これは、同じ画角で撮ろうとするときは、APS-Cタイプのカメラは、5Dやフィルムカメラより被写体から離れなければいけないために起こる現象。

もちろん、5Dの方がファインダーも見やすいし、画像も綺麗だ。
でも、風景で特にパンフォーカスでとることの多い人には、絞りを開けて早いシャッタースピードが得られる30Dの方が有利かもしれない。