同じ2.8なのに、、、

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同じF2.8なのに、マクロと望遠ではシャッタースピードが違うわけ。。

今日は風写で、こんな質問があったのですが、絵に描くと分かりやすいと思って、もう一度おこたえします。。

マクロレンズは構造上、ピントを近くのものに合わせようと繰り出す事で明るさは暗くなります。

これは、図の上の方。投影機などでスクリーンに投射しているものを、後ろにずらすとスクリーンをはみ出して、大きく写りますよね、このことと似たようなことが起こるためです。
レンズを繰り出す事でイメージサークルと呼ばれる、カメラ内に投影された画像が大きくなるのですが、素子自体は、その一部を切りだしているので見かけ上、大きく見えるのです。
例えば、100の光(イメージサークル)のうち、無限遠ではレンズが最後橋にあるため、70から80の光を受けることが出来ます、ですがレンズを繰り出してイメージサークルを大きくすると、素子に届く光は図で言うと半分くらいになっていますよね。
このことがマクロレンズや中間リングを付けると暗くなる原理です。

先ほど話したように、F2.8のように、Fで表される数値は口径比であって、直接明るさを表しているのではありません。
ミノルタのSTF135mmレンズには口径比とは別に明るさのT値が使われています。

どんなレンズも無限遠の位置で焦点距離と口径比を算出します。
なので、基本的にはピントを繰り出すと、徐々に暗くなります。
ただ、マクロレンズほど繰り出す量がないためにさほど影響がでてないだけかな。

この説明であっているのか分かりませんが、おおよその考え方はあっていると思いますよ。