MTF曲線から、、

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話は前後するけど、、先日の風写での講座でMTF曲線のことをやった事について、、

風写でやるには、まだ早いんじゃないのかな?と思う。

というか、MTF曲線勉強する前に、口径食と、7つの収差について、勉強するべきなんじゃないのかな。

MTF曲線を理解するのは、すごく難しいんだけど、
口径食と7つの収差を理解していると、MTF曲線見たときにいろんなことが分かるんだ。

これは、本に書いてあったわけじゃなく、僕が考えたことだから、あっているのかわからないけど。

左下、24mmF4の図を見ると、
中心から7mm付近で直線的に下がってきてる、これ、きっと口径食の影響だと思う。
とはいえ、落ち込みも少ないので、かなり優秀じゃないかな。

優秀といえば、右上、12mmで絞ったときのMTF見ると、ほとんど一直線。
これ、非点収差がほとんどないことが分かる。
非点収差は、絞っても改善されにくいので、絞ったときのMTFの落ち込みで非点収差があるかないかがわかるんだよね。

それを踏まえて、左上見ると、なだらかに下って、10mm付近でカーブを描いて落ち込んで行く。
これは、なだらかな部分がきっと、球面収差の出方で、落ち込みが大きくなるところがコマ収差の影響だと思う。

球面収差とコマ収差はどちらも絞ることで改善されるので、右の表のようになるのかな。

最後の右下の望遠側のMTFで、色収差の出方が見えると思う。

色収差も、絞っても改善されないので、レンズの色収差を確認したいときは、望遠側の絞ったMTFを見ればいいと思う。

で、、たぶん気になるのは、左上40本のグラフの破線が3mm付近で極端に落ち込んでいるところだと思う。

同心方向の再現率というのは、放射方向に線を引いたときの再現率(これよく勘違いしている人います)
なのね。
これ、たぶんだけど、、広角レンズって、見ると分かるけど目玉みたいに、ものすごい凸レンズや非球面レンズっていうのを使っている、レンズで補正するために変化の度合いが一定でないために、補正位置で大きく落ち込んでいるんじゃないかな?と、思う。。

ま、全て憶測で書いてしまったけど、理屈的にはあってるから、こんなもんじゃないのかな。



ちなみに、、、、たいていのMTF曲線とは、あくまで無限遠でのグラフ。
ピント面が近くなれば近くなるほど、これは悪化していきますよーーー。