ほんの少しの親孝行、、

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これで、思い残すことはないかな、、、



夜勤明けの日曜日、、、

というか、土曜の夜に撮影に行こうと思っていたのだけど、、

風強い、、、

夜は、露光時間が長いから、風はほんと困る、、

ってことで、あきらめて、3年ほど前から考えていたある計画を、、



日曜日、、

今、選挙事務所で手伝いしているという親父を、連れて行きたいところがあると、引っ張り出し、

母も連れて出発、、

両親、、、特に母親を車に乗せるのは、、十年以上ぶり、、、

なんせ、二人とも出不精で、、

高速に乗って、引き返しにくくなってから、京都に行くことを告げる、、

ま、二人ともびっくりしていた、、

夕方4時半だから、遠くまで行くことはないだろうと思っていたみたいだけど、、

僕は逆にそれを利用させてもらった、、

この時間からなら、近くのちょっとしたことだろうから、すんなり来るだろうとね、、

ナビもセットしなかったし、、

僕は、何度も京都に行ってるから、渋滞しなければ2時間で行けることはわかってる、、



日本で一番綺麗な風景を見せるから、、


桜なんて、そこらじゅうにあるし、そんなとこまで行かなくても、、、

桜見るのに、京都までわざわざ、、

ごちゃごちゃ言われたけど、、

どう思おうといいよ、、僕が二人に死ぬ前に見せておきたいと思ったから、、、

今日だけ、今日だけ、付き合ってくれ、、


景色に興味がない人を連れ出すのは大変だな、、

途中、少し渋滞したけど、、、なんとか平安神宮まで連れ出した、、


日本一というのは、大げさかもしれない、、

でも、、足も悪く歩くのが辛くなった親父、今週には、何度目かの入院をする母、、

この二人に、今、見せられる最高の景色を見せておきたい、、


たいていの景色なら、僕の写真の方が綺麗に見せられる、、、

でも、、ここの風景だけは、僕の写真の腕では、表現しきれない、、

だから、どうしても見せておきたかった、、


ま、、苦労して連れてきては見たけど、、

親父は、足が悪いにも関わらず、、すたすたと、出口目指してまっしぐら、、

母は、そんな親父についていこうと必死で周りを見る余裕がない、、

わかる、、わかるよ、、男にとって桜なんて、大して興味がないだろうってのは、、

でもさ、、手入れが行き届いている庭や、桜を支えてる丁寧に作ってある竹棚なんかを見て、

思うことはないのかな、、


先を急ぐ親父をひっ捕まえて、何箇所かある見所で場所を確保して、見物させる、、

それでも、、親父には、この景色はなんとも響かないようだ、、


母は、、ま、、綺麗だねとは言っていたけど、、思ってた程の反応はなかった、、


やっぱ、風景に興味がない人には、無駄だったかな、、、

でも、、僕の自己満足は解消されたからね、、


そのまま、帰路につきました、、

カメラは持っていったけど、、

写真は一枚も撮れませんでした、、

なので、、以前撮影した平安神宮の写真を、、

ここだけは、僕の写真の腕では表現できないな、、

僕にとっては、最高に綺麗な所なのにな、、