焦点距離。。

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焦点距離について、質問があったので、これについてお話しておきます。
質問の内容は、
レンズの数字の意味が分からない、何倍のレンズなの?
ま、簡単に言うとこんな質問。

初心者の方が最初に疑問に思うのがこのことだと思う。
ビデオだと何倍ズームとかで表示してるからね。
でも、理屈を理解すると焦点距離表示じゃないと困る事が多々あるんですよね。

まず、焦点距離について、、
これは、考え方で説明します。だってレンズの第二主点から受光する位置までの距離といった所で分からないですもんね。
まず、親指と人差し指で輪っかを作ります。OKのサインですね。
そしたら、その穴から向こう側を見てください。
目に張り付くように近づけると広い範囲が見えますね。
腕を伸ばして遠ざけると見える範囲がどんどん狭くなりますよね。
この時の指の位置がレンズに表示してある数字の距離だと思ってもらえれば分かりやすいと思います。

例えば17-85なんていうレンズなら、指を顔からちょっと離したくらい(17mm)から、こぶし一個分離したとき(85mm)に穴の向こうに見える世界が写ると思ってもらえれば、いいかな。
もちろん実際は異なりますが、イメージとして理解するにはこれでいいと思います。
だから、数字が小さいほど広い範囲が、数字が大きいほど遠くのものが大きく写せると思ってください。

次に何倍かという事について、、
まず、質問、
1の10倍は?
20の10倍は?
同じ10倍でも、かけられる数字の大きさで、答えは変わってきますよね。

実際のレンズでお話しすると、
28-300 と 50-500 というレンズがあります。
28-300のレンズはほぼ11倍もあるのに、最高は300までです。
でも、50-500は10倍なのに500まで見えます。
どちらがより望遠かといわれれば、圧倒的に50-500の10倍ズームですよね。
もっと極端に言えば、
600mm単焦点なら、一倍なのに600mmの超望遠。
一倍のレンズが11倍のレンズの倍も望遠になってしまうのです。
だから、何倍という表記は全く当てになりません。
これで、焦点距離について、だいたい理解していただけたら幸いです。。

今日の写真は昨日のトライアスロンでの色々なゴールシーンを集めてみました。。