その名は、ズマリット。。

イメージ 1

最近モノクロのフィルムで撮ったり、デジカメで撮影してもモノクロ変換する事が多くなった。
で、RAW現像する時に感じるのは、モノクロ化するときとカラー現像する時では、いろんなパラメーターの補正が逆な事が多い事。
そして、ある収差に限ってはカラーのこれはちょっと、という画像をモノクロ化すると、逆にけっこう良かったりする。

で、ふと思ったことがある。。
なら、モノクロで撮るなら、あのレンズでも面白いんじゃないか、、、、と。
あるお店で中古で並んでいた、ズマリット。しかも、珍しい Mマウント。

以前から気になっていて、一度見せてもらったことがあるんだけど、さすがに付けるボディーも持ってない上、個体差が大きくクセ玉として有名だから、買うまでに至らなかったけど、、、
今になって、無性に欲しくなってきた。。
しかもさ、日曜の詫間先生のゼミで、のびやかな時という写真集を見せてもらったら、、なんと使っていたのよズマリット。。
ピントの合ってない風景、その緩やかな感じがまた絵画的でとってもステキだった。。

よし、こりゃあ買うしかない!!
って事で、昨日会社に行く前に、そのカメラ屋によって、買ってきちゃったよ。。

ズシリと重いメタリックな境胴、滑らかなピントリング、そしてなんと絞り羽が15枚で滑らかな円形絞り。
これが50年も前のレンズなのか!!
確かに、レンズ自体のコーティィングや設計は現代のレンズに遠く及ばない、でも、このズマリットは当時、作った人の想いが、信念が感じられる。
半世紀の時を超え、僕の手元にやってきたからには、作った人に少しでも応えて行こう。そんな気にさせる。。

なーんてかっこいい事言っておきながら、このレンズを付けられるカメラを持ってないのよねーー。
目指すはライカM3。50mmを使うために生まれたM3なら、このズマリットにピッタリなんだけどな。
まだしばらく買えそうもないや。。

写真は今日帰ってきて、慌てて撮ったから中途半端だけどカンベンしてねっ。ズマリット。。