実際よりもボケてる

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先週の土曜日、デンパークで花音さんに出会った時、少しお話したんだけど。
50/1.4みたいな大口径レンズを絞り開放で撮影すると、ファインダーで実際に見るより前後のボケが大きく写るっていうことについて、
なぜこんなことが起こるのか?
よく、一眼レフは実際に写るものと同じ像を見ることが出来るって言うのが、常識なんだけど。厳密に言うと違うんだよね。
花音さんには説明したけど、他にも疑問に思っている方もおられると思うので、説明しておきます。

実はね、一眼レフって、ファインダーに写っているものと同じものが記録されるわけではないんだ。
それは、ファインダーで見ている画像というのは、ミラーのすぐ上に水平についている、スクリーンに映った像を見せているから。
なぜかというと、実際のフィルムに写る面と同じ位置になる所に像を結ばせる為にスクリーンを置いて、そこに像を結ばせている。
よって、スクリーンに像を結ばせる事が、このボケを変えてしまう原因なんだ。

実はこのスクリーン、ボケを実際と同じように近づけようとすると、透過させる光量が減って暗くなる。
逆に明るく見やすいファインダーにしようとすると、実際よりボケにくくなる。という、相反する特性をいかにバランスよく調節するかが難しいいんだ。

そこで、エントリークラスのカメラには、暗いズームレンズを付ける事が多い為、ボケが分かりにくいけど明るいスクリーンを使っている。
高級機や中級機の一部では、使用者によって変えられるように、交換スクリーンが用意されているんだ。
僕のカメラも、変えているんだよねーー。マニュアルフォーカスようのスクリーンにね。
これは、暗いんだけどボケが実際に近づけてあって、ピントの山を掴みやすくなってる。
ただね、広角側で開放絞りがF4なんていうレンズ付けたら、暗すぎて全然ピントがわかんないけどね。
僕のように50/1.4を常用している人間にはとっても便利なものなんだ。
こないだ発売されたEOS40Dなんかも、このマニュアルフォーカス用のスクリーンでているんだよね。

でも、僕のマニュアル用のスクリーンですら、ボケ量は1段くらい違うんだけど、、、
だから、風景なんか撮影する時のプレビュー確認では、1段補正させて使っているんだ。

さてさて、今日の写真は、今年の安城公園。
僕のカレンダーの一枚目が去年のもので、もっと上手く撮れないかなと思って、今年も撮って来ました。
いろんな観光ガイドブック見たいなのもに安城公園の写真が載ってるけど、どれもこれも全然魅力のない写真しか載ってないよね。
あれで金取るカメラマンがいるかと思うと、嘆かわしいよまったく。。