厳しい時代。。

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昨日の朝方、機械故障で、ずっと修理と言うか試行錯誤しながら機械をいじっていたんだけど、、、どうにも原因がつかめず一息ついていたんだ。
そしたら、

おーーーーい

と僕を呼ぶ声。
そのまま、手振りで(鍛造工場は爆音でうるさいから)こっち来いってやっていたからついて行ったんだけど、、、
そこはすぐ隣の2000tの温鍛プレス。そこにはいつもの作業者と違う見慣れぬ人が測定をやっていた。
なんでも、生産技術で雇った派遣の人らしいのだが、派遣になる前にカメラマンのアシスタントをやっていたと言う事で、写真をやっている僕を紹介したかったんだとさ。

でね、僕も興味があるから、色々話してたのよ。
そしたら、地元の四国では一番のスタジオカメラマンのアシスタントをしていたらしいということ。
でも、最近は仕事のギャラが極端に落ちてきて、やっていけなくなってきてるんだって。

やっぱ、そんなもんかなーーー。
広告写真の場合、カメラの技術より、ほどほどに写っていればパソコンでの後処理でデザイナーが何とかしちゃうもんね。
写っていればいいだけなら、高いお金を払ってまでカメラマンに頼る必要がないということだね。。

今のデジカメなんて、素人でもシャッター押せば恐ろしいくらい綺麗に写るもんなーー。
フィルムの時代なら、いくら自動露出(AE)と言ったって、フィルムごと、いや、エマルジョン(ロット)ごとに違うし、フィルムの管理でも違ってくる、それに、すぐに確認できない状況でオーダー通りに写ったかどうか判断して、撮影終了できることに、カメラマンの信頼度が付いてくるんだけどさ、デジカメならその場で確認できるから、僕みたいな素人でも何とかなっちゃう部分が多くなってきてるんだよね。
それにさ、現像に出すオーダーだって、技術と経験と知識が必要だったもんね。

悲しいかな、カメラの性能があまりによくなりすぎた事と、画像処理技術の進歩がどんどんカメラマンを必用としなくなってきてるんだよね。。

で、結局、こんなとこで派遣かーーーー。
やっぱ、カメラマンでやっていくって、難しいんだね。。

自動露出(AE)
ピント合わせ(AF)
巻上げ(自動巻上げ、モータードライブ)
安定したエマルジョン(デジタル素子)
現像ムラや時間の短縮(デジタル画像)
そして、パソコンによる画像処理が加わって、
だれでも、手軽に綺麗な写真を撮れる時代になった分、仕事としてやっていくには厳しい時代だなー。。

やっぱ、真面目にサラリーマンしてるかな。。

と言う事で、今日の写真は、こないだのデンパークで通りがかりに気になった所を撮影してみました。。
なんていうのかな、日が落ちた後の木々の合間を照らす照明がさ、気になってさ。。
なにがどうだって言うわけじゃなく、僕の感覚がいいなーって思っただけなんだけどね。。