初心者に教える感度とマクロレンズについて、、

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さてさて、、
初めてカメラを持つ人に、感度というものを説明するのにどうしたらいいかということ。。

昨日のフォトスポットの後、先生に質問して、今日メールをいただきましたが、、、
やはり難しい感じですね。。

フィルムをやられていた人には、理解しやすいのですが、、、


初心者の方が言うには、1600まであるんだから、真ん中の800がいいんじゃないか

ということだった。。

確かに数字上では真ん中なんだけど、、、

でさ、感度を簡単に説明したんだけど、、
そのつど感度を変えてられないと、、、、

しかも、レンズは手振れ補正の付いてない28-300なんていう、高倍率ズーム。。

ううううう、、、やっぱ、800で撮影してたほうが、、、


で、感度の話は、少しおいといて、、

マクロレンズを使うと、シャッタースピードが遅くなることについて、、、

これを簡単に説明すると(厳密には違いますよ)

プロジェクターとか、スクリーンに映す投影装置を思い出してください。

スクリーンに対して、投影装置を後ろにずらすとどうなります??

画面がスクリーンをはみ出して、大きくなりますね、そして暗くなる。
これがマクロレンズだと思ってください。

レンズのF値というのは、すべて無限遠にあわせたときの明るさ。
実はすべてのレンズはピントを近くにすればするほど、暗くなります。
ただ、その繰り出し量が少しなので影響が少ないということ。

ここでこんどは、ズームレンズを思い出してください。

望遠にすると、レンズがにょきにょき出てきますよね。
こういった、レンズはF値が望遠側で暗くなるはずです。

逆にF2.8固定のズームは望遠にしてもレンズが出て来ませんね。。
にょきにょきレンズが出るのに、F値固定というのは基本的にありえません。
F値固定レンズなら、まず全長は変化しないはずです。

このあたりは、イメージサークルという、実際に光が当たる面での画面の大きさを見ると容易に理解できます。。
望遠レンズほど、イメージサークルが大きく、なだらかに暗くなる。
広角レンズほど、イメージサークルは小さく、落ち込みも激しい。
大判カメラを見るとわかりますが、どんなレンズもレンズ自体を繰り出せば、マクロレンズになるんですよね。。
ただ、投影装置と同じで繰り出せば繰り出すほど、大きく写せるが暗くなる。

で、先ほどの感度の話をここで交えましょう。

暗いズームレンズやマクロ撮影(接近)になればなるほど、感度を上げないと、手振れであったり、被写体ブレであったりします。

そうすると、、、初心者の方に、おいそれと、感度下げて写したほうがいいですよと、言えないんですね。

逆にこのことがわかっていると、状況に合わせて、すぐに対応できる。
暗い時はもちろん、マクロで寄る時は、自然と感度を上げようと気がつくんですね。


で、昨日、僕が言った事。。

” 僕は、腕がないので、ズームレンズは使いこなせません。 ”

これは、紛れもなく事実なんです。。

ズームレンズ、、それも、高倍率であればあるほど、うまく写すのに腕がいるんです。
だから、僕はいつも単焦点レンズ使うんです。

高価なズームレンズ買うより、安くて明るい単焦点レンズの方が、使いやすいと僕は思いますよ。。