でも、これはまだいいほう。
これが、カメラ店やメーカー主催の撮影会となると、みんなフォトコンテストを意識しての撮影だからさらにみんな場所取り合戦がすごいし、モデルを中心にぐるっと半周取り囲んでしまうんですね。
はっきり言って、１対1の個人撮影と撮影会では、全く技術が違う。
圧倒的に撮影会の方が難しいんだ。
だって、場所変わりたくても動けないどころか、前のカメラマンの腕の隙間とか、カメラとカメラにはさまれての撮影ばかり、背景だってカメラマンだらけだしね。
しかも、撮影中だって、押し合いへし合いで、ブレるはピントは外れるはでもうめちゃくちゃ。
よく、こんなの運だぞって言う人がたくさんいる。
でも違う、僕はそうした方たちより色んな工夫をしているんだよね。
要領のいい人っていうのは、写真に限らず作業を先にイメージして、どうしたらいいかを考えれる。
それが、結果として写真に出てくるんだよね。
僕の機材、カメラ、バッグ、三脚に至るまで、いろんな改良が施されている。
普段から、そういうことが出来るからこそ撮影においても、いろんな事を工夫できるんだと思う。
だから、みんな同じ悪条件の撮影会でも運じゃなく、安定して作品が撮れるのかな。
