ブレッソンを超えるには、、、

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昨日、詫間先生のゼミで、先生の作品を見せてもらった。
丁寧にプリントされたそれらには、その村の世界が映し出されていた。

撮るべき瞬間に、無駄のない画角。
あの、ブレッソンを思わせる世界が広がっていた。

何十年も昔、今のような全自動のカメラではない、絞り、シャッタースピード、ピントはもちろん、巻き上げすらもマニュアルでレンズだって、ズームなんてものはなく、全て単焦点レンズで撮られたそれには、今の全自動カメラでは撮れない世界があった。

人は、何でも出来るものを持つと、何も出来なくなる。とでも言うのだろうか?

おそらく、こういう事だろう。
一つのカメラに、一つのレンズ。
これをもったとき、人はその画角でものを見て捕らえることが出来る。
常に、その画角を意識してものを見、その画角を最大限生かせる瞬間を自然と捕らえる準備が出来るんじゃないだろうか。

僕は一応、50mmはいつも持っている。
でも、広角はズームレンズを使っているんだよね。
すると、50mmはいつも、しっくりしたものが撮れるんだけど、広角ではどうも散漫になってしまう。
頭の中に画角のイメージが出来てないから、写真もあいまいになってしまうんだと。

単焦点レンズを使うというのは、自分を縛る事ではない。
もてる力を知ることで、最大限発揮できるところで捕らえることが出来るんだと。

そういえば、僕の好きな内田ユキオ先生もいっていた。

Less is more(少ないということはより以上なんだ)
機材の数を減らすことからクリエイティブが始まるんだ。

今、そのことがものすごくわかった気がする。

ズームレンズを使っていては、いつまでたっても上達しないしないいんだろうね。
僕も単焦点主義とかいいながら、広角はズームレンズであまえていたからなー。
これからは、広角も単焦点に切り替えて、自分の感覚を養っていかなければね。

さて、すると、何ミリを僕の基準にするかだね。
50mmは外せないから、28mmあたりで、、、、、ああーーー僕28mmって、すっごく苦手だっけ。
すると、21mmか35mmか。
ちょっと、悩んでみよう。。